不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

現代にもいる桀紂

不倫

恫喝

セクハラ

パワハラ

家庭内暴力

会社内暴力

債権責任転嫁

事業主責任放棄

裁判/敗訴2/係争中1

いるんです。50過ぎてもこれらを全部フルコースでやる人が。ドラマではなくリアルの世界で。明言は避けますが、ずっと昔働いていた会社の人です。未だにそこに勤務していた、かれこれ15年ぐらいの付き合いになる友人が先日、電話をしてきました。その問題の裸の王様が社内の社員の面前で暴力を振るったとのこと。人間の目というのは他の動物と違って特殊に出来ていて、人にもよりますが見たいものしか見えないという特性があります(今回は友人とその王様どちらにも言えることですが)。その王様、ある方面ではなかなか才能があり、それはそれで敬意は持てたのですが、それを鼻にかけ、上記のフルコースを堪能していたようです。一時はその会社は国内十数カ所、海外数カ所にも事業所を設けるまでに隆盛したこともありました。今は社員数人という衰微の極みです。かのナポレオンも最後の最後まで何故自分が敗れたのか、どうしても理解できなかったという逸話が残っていますが、彼もまた、なぜそのような事態になったのか、きっと理解できないと思います。こうなるまで多くの人たち(しかも若い人が多い)が被害にあったり、迷惑を被ったり、病気になったりしています。欧米の会社だったらもっと社会の目は厳しかったのでしょうか・・・。不謹慎で恐縮ですが、古代中国の名?暴君たちを思い浮かべてしまいました。変な意味で妙に感心したりしました。

ともあれさすがにその友人も目が覚めたようです。よかったよかった。

桀(けつ) :古代中国夏王朝最後の王様、暴君で有名。

紂(ちゅう):古代中国殷王朝最後の王様、暴君で有名。

暴君:優秀でリーダーシップに長けている君主。その他のバランスが著しく悪いのでこのように呼ばれる。これが無能だと「暗君」と呼ばれる。

SD100405 碧洲齋