不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

たかが15年、されど15年

豪州メルボルンに住むホストファミリーとかれこれ15年の付き合いになります。実際に仕事のために豪州に住んだのは1年とやや間を置いてから半年の計1年半。それ以外に両親を連れて1回、新婚旅行で1回行きました。あちらから訪日したのはお母さんと娘、2回目は娘でした。初めて会ったとき、娘は10歳、それがいまや25歳です。私が初めて豪州に行ったときの年齢です。いやはや光陰矢の如しです。

初めて豪州に行ったときはエアーズロック、コアラ、カンガルーぐらいしか知りませんでしたが、今や第二の故郷と呼んでいいでしょう。米国よりもまったりとした時間が過ぎていくところです。歳を食うともっといいところだと実感するような気がします。海外で仕事をする大変さは本当に良い経験でした。多忙を極めた上に対外業務の全部と内部業務の半分ぐらいは英語。この時ほど英語力を鍛えられた事はありませんでした。留学中の英語などカワイイものです。あ、ちょっとしたロマンスも私の英語力を飛躍的に向上させたかも知れませんね(笑)。

息子にはなるべく観光ではなく、幾つかの国に行かせたいと思っています。(お金が掛かりそうですが・・・)日本人が何ものなのか、分かると思います。そしてそれがより早く分かれば、私なんかよりもずっと素晴らしい日本人になってくれそうな気がします。

SD100420 碧洲齋