先日、所用があり知人の車に乗って走っていたのですが・・・
天気がよく、うたた寝をしていた私は突然車酔いにでもなったかのような吐き気を覚えました。
目をさますと目の前にあの六本木ヒルズが。
以前にもブログに書きましたが、どうしてもあのビルが好きになれません。
初めて見たときから吐き気を覚えるのです。
(最初に見たときはそれが六本木ヒルズだとは知りませんでした)
この感覚は何なのでしょうか。分かりません。
今日はたまたま有明に行ったのですが、帰路高速1号線を走っていた思ったこと。
「みんなそんなに海を見たいんですかーっ!」
臨海部分には雨後の竹の子のように巨大なマンションが林立しています。
あれでは海からの風が遮られ、ヒートアイランドを起して当然です。
人間のエゴは恐ろしいものです。
文字ではエコとエゴはたった二つの点があるかないかの違いですが、実際、人間の欲望を現実化させるには非常に多くのエネルギーを使います。もちろん邪悪な人間がマンションを開発するわけはないですが、視野が狭かったり、自分本位で開発したことは間違いなさそうです。
これではかなり甘く予想しても、100年後の東京臨海都市はかなりひどい場所になっているような気がします。
自然と住むとか自然に優しいというなら、あんな巨大な建築物をやめて然りだと、誰も思わないのでしょうか。
営業キャッチフレーズを作る人には恥がないのでしょうか。
もちろんこれに飛びつく人も問題のように思います。
これはいつも疑問に思っています。
東京湾が苦しくて泣いているように思ったのは私だけでしょうか。
そんな海を見て楽しいのでしょうか。
私にはとても理解できません。
夜景がきれいだという方、田舎の夜空でも見ることをお勧めします。
地球上のいかなる都市の街灯りも絶対に敵いません。
・・・ふとそんなことを叫びたくなった次第です。
本当に臨海副都心に住んでいらっしゃる方がこれを読んだら、どうか大目に見てください。
ごめんなさい
SD100228 碧洲齋