大人向けの絵本というのがあります。
子供にはやや難解という意味なのかも知れませんが、
とにかく大人向けの絵本です。
私なりにマイベスト5絵本があります。
1.「お父さんへの千羽鶴」ときたひろし
私の親しい友人、ときたひろし氏の作品です。家族持ちのお父さんが読んだら絶対に泣けます。特攻隊員その人がどう想っていたのか、あらゆる色眼鏡を外すとこんな感じになるのでしょう。靖国神社の遊就館でも販売しています。
2.「すねえもんの旗」ときたひろし
実在した足軽、鳥居強右衛門の話です。この話も泣けます。実際私はこの主人公ゆかりの地に行ってきました。友情とは信義とは、ということを切実に教えてくれます。この絵本はWEB絵本ですが、もう少ししたら出版されるようです。
3.「もこもこもこ」谷川俊太郎
ナメてはいけない絵本。禅定に入らないと意味が分からないかも知れません(笑)。奥が深いです。これを読んだとき、肌が粟立ちました。恐ろしく単純な話しですが、何度読んでも考えさせられます。
4.「ぼくを探しに」シェル・シルヴァスタイン
私でも描けそうな単純な絵ですが、東洋的な思想もちらほら。道家的な哲学があります。作者がどんな方か知らないのですが、内容の深いストーリーのように思います。仕事や家事に疲れた方が読むといいかもしれませんね。
こちらは欠けたかけら側からのストーリー。同じく非常に考えさせられました。こちらの方は特に引きこもりがちな方にお勧めかも知れません。努力する意義やそのおもしろさを楽しく語ってくれます。
こんなところでしょうか。
最近、よく息子に読み聞かせている2冊です。
息子は大うけです。
SD100224 碧洲齋