不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

阿吽の呼吸

自宅からそう遠くないところに、新しい真言宗の寺があります。

もしかしたら改築されたのかも知れませんが、

いつもその前を通る度に真新しい寺門を護る金剛力士が印象的でした。

今日は時間があったので車を止めて拝観させて頂きました。

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古い金剛力士というのはよく見ますが、できたてはなかなかお目にかかれません。

詳細な説明があればよかったのですが、見あたらず。

何か茶色い防腐剤のようなものを塗ってあるようですが、素晴らしい木像でした。

今度外国人の同門を案内するときは、ここにも来るようにしたいと思います。

こういう像は非常に興味を引きます。

姿勢や表情から得られるものが多々あります。

古の像と今の像を比べてみるのもいいでしょう。

悪霊の類を睨み返すほどの力を持たせるには並々ならぬ力量を制作者に求められることでしょう。

私もしがない武芸者ですが、痛い思いをして数合やりあうよりも、

ひと睨みで敵や悪霊にお帰り頂けるのであればそうしたいところでもあります。{%力仕事webry%}

なにせ勝ったも負けても痛いのは好きではないので・・・。

奥には本堂と左右に弘法大師と興行大師像、そして水子観音像もありました。

ピカピカに新しいのもたまには悪くないですね。

SD100111 碧洲齋