不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

衆を以て寡を伐つ

中国春秋戦国時代には王で傑出した人が少なくないのですが、中でも個人的に文武両道のバランスの取れた、覇者と言ってよいと思っている人が1人います。 それは斉の威王、田斉になって4代目の王です。 初めのうちは暗愚を装って3年ほど国政を放置していました…

コインとコインの表と裏

オバマ大統領が広島訪問を果たしてから、俄にネットのニュースコメントが活発になってきた様相です。 今度ばかりは英語が話せる日本人が活発に発言していてきます。これはなかなかありがたい。 これがあるから戦争が起こるんだなと思うことがあります。 広島…

深遠

近頃良く「深み」という言葉についてよく考えます。 関係があるのかどうか分かりませんが、「名人」と「達人」という言葉があります。 大辞泉によると名人とは「技芸に優れている人、特定分野で評判の高い人」で、達人とは「技芸・学問の奥義に達している人…

勝って兜の緒を締めよ

今から丁度111年前の今日、5月27日は、東郷平八郎率いる大日本帝国連合艦隊が、はるばる欧州から遠征にやってきたロシア帝国海軍第2、第3艦隊を迎え撃ち、近代史上希に見る完璧さで撃破した日です。終戦までは「海軍記念日」と言われていました。 どの位完璧…

方程式のように

私は全くの文系で数学はずっと苦手でしたが、大人になってからふと、数学は面白かったのかも知れないと思うようになりました。答えが1つとはなんと芸のないことかと思う反面、その答えに到る道が多岐に亘り、迷路の如くであるという様が数学に興味を抱かせて…

二葉と山岡鉄舟

昨日の午後から、他に4人の禅友たちと埼玉県は北部に位置する小川町まで行ってきました。 禅友と言っても私以外は全員が60才以上のベテラン、大先輩たちです。中には私が生まれる前から禅、もしくは武道をやっていた方も。昨今、禅や武道で集うことがあると…

戦の今と昔について思ったこと

私は甲冑を買ってから12年ほどになります。そしてかなり多くの割合で甲冑を着て実戦に近いような動きもこなしてきました。なので昨今戦国時代ブームに乗じて流行りだしてきた自前甲冑での時代祭以上には甲冑を着て、本来の用途に近いことはしていると思いま…

鹿島神宮の流鏑馬に行ってきた

昨日は通常の早朝坐禅会に出てましたが、提唱は欠席して一路茨城県鹿嶋市は鹿嶋神宮に向いました。理由は昨日行われた流鏑馬武者の甲冑着付けを手伝うため。 ・・・今回も先月に続いてニッポンレンタカーにしたのですが、カーナビのデータが古いので首都圏中…